09/12/26 04:30:21
今頃、日本のGDPは中国に抜かれているかもしれないと言う。本当かなと思いIMFの
データを引っ張り出してみた。現在の為替相場で過去の推移とIMFの予測をグラフにして
みると次のようになった。
URLリンク(diamond.jp)
確かに、中国に抜かれるのは時間の問題である。多分来年には完全に抜かれているだろう。
だが筆者が注目したのは、米国との格差である。現在の為替相場で換算すると80年には
日本と米国のGDPはほぼ同規模だったのである。それが90年代に日本がモタモタしている
間に、あっという間に格差が開いてしまった。
IMFは今後の見通しについて、米国は今回の金融危機で一時的にマイナス成長になるが、
その後再び成長軌道に戻ると見ているのに対し、日本の低成長は今後5年間は続くと見て
いるのである。
■IT革命以降、米国ベンチャーは日本の大企業を追いつめた
90年代に日米格差が拡大した原因のひとつは、IT革命であろう。この時代に活躍した
企業は圧倒的に歴史の浅い企業が多い。今は名の通った企業になっているが、元はベン
チャー企業である。元ベンチャーはいま大活躍をしている。
URLリンク(diamond.jp)
ヒューレット・パッカード(HP)は、シリコンバレーで最初に生まれたベンチャーで
ある。それに続くベンチャーは長くても40年の歴史しかない。歴史が浅いにも拘わらず、
それぞれの業界でNo.1かNo.2である。ちゃんと利益も出している。
こうした米ベンチャー企業と戦った日本の企業は次のような業績だった。
URLリンク(diamond.jp)
日本の企業は歴史の古い大企業がずらりと顔をそろえ、一番若い三洋電機でも60年の
歴史を持つ。色々な事業を展開しているので、グローバルにみた業界での地位は見え
にくい。従業員数は大きいが、軒並み赤字決算である。ましてベンチャー企業は皆無である。
ソース:ダイヤモンド・オンライン
URLリンク(diamond.jp)
前スレ(立った日時:2009/12/25(金) 07:20:03)
【コラム】米国ベンチャーに大敗した日本の名門企業、生き残りへの道 [09/12/22]
スレリンク(bizplus板)