09/12/24 11:50:13
不況や就職難などを反映して、簿記などの検定試験を受ける人が増えている。
定番ともいえる簿記検定は神戸商工会議所主催の場合、20年近く受験申込者の
減少傾向が続いていたが、2005年度に増加に転じ、07年度以降は過去最高を更新。
小売業の即戦力としての知識を身につける販売士検定の申込者も08年度から増え、
09年度は12月現在で前年同期比8・8%増となった。
日本商工会議所(日商)が認定し神戸商議所が主催する簿記検定(1~3級)の
受験申込者数はバブル経済崩壊後、7千~8千人台で推移していたが、就職活動の
ために取得する学生や、就職内定者に取得を勧める企業が増え、05年度から人気が
じわじわと復活。07年度以降は1万人を超えた。09年度はこれまで約8500人が
申し込み、来年2月の試験分を含めると過去最多の1万1400人になりそうだ。
販売士検定(1~3級)も日商が認定する資格。販売技術や店舗運営などの知識を問う。
消費低迷で流通業界の危機感が強まっていることもあり、08年度、09年度と連続で
申込者が増加。本年度は12月現在481人で、前年同期を9%近く上回った。
日商によると、資格受験者は全国的にも増えており、簿記は今年10月末現在で前
年同期比10・9%増の約49万人、販売士は同9・6%増の約3万人に上った。
神戸商議所の担当者は「企業が即戦力を求める傾向が強まった結果だろう。受験者増は
これからも続く」とみている。
●グラフ/簿記と販売士検定試験の受験申込者推移
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
●受験者が増えている資格検定試験。この日は簿記や販売士に次いで人気がある、
環境問題の知識を問う「eco(エコ)検定」の試験が行われた
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
◎ソース
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)