09/12/22 13:35:17
円高・ドル安傾向が続く中、ステーキが見直されている。
料理全体に占める肉素材の占める割合が高いステーキは、円高差益のメリットを受け止めやすい。
肉量を増やしたステーキや、値下げしたステーキを売り出すレストランが相次ぎ、
クリスマスシーズンにふさわしいビッグステーキを割安感覚で味わえるチャンスが到来した。
小さい頃に「ビフテキ」と憧れた主役が年末の胃袋を喜ばせる。
当たり前の話だが、国産和牛に円高の恩恵は薄い。
高級和牛しか使わない店では円高に振れた後も、値引きや増量の気配は見えない。
だから、今回の円高の恩恵は、米国や豪州産の海外牛肉をたっぷり食べられるという形で表れている。
米国風のいわゆる「わらじ大」の牛肉を思う存分ほおばり、ライスや付け合わせが不要なぐらい、
肉オンリーで腹を満たすという体験はなかなかに豪快、痛快、愉快。
そんな気分をメニューに分かりやすく表現したのが、ファミリレーストラン「ガスト」の
「ハミ出るビーフステーキセット」だ。
サンプル写真を見ると、ステーキ肉が鉄板の縁に乗り上げている。
鉄板の平らな部分に行儀よく収まっていないはみ出しぶりが食欲をそそる。
実際に3回注文してみたところ、はみ出していたのは1回で、残り2回は縁に引っ掛かっていた程度。
もっとも、テレビCMでは「なるべくはみ出さないよう、盛りつけております」と断っているので、
必ずしもはみ出す必要はないのだ。
それでも牛肉200gのボリュームは大したもので、腹がくちくなる。
肉質はと言うと、高級ステーキ専門店のようなわけにはいかないが、かみ切れないような肉ではない。
ただ、注文時に焼き加減を聞いてくれないので、指定したい向きはだめもとで頼んでみる事になる。
焼き具合は好みの問題ではあるが、厚みもそこそこあるので、しっかり焼いてもらった方が切り分けたり
かみ切ったりしやすくなるように感じた。
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