09/12/22 00:13:36
鳩山由紀夫首相は21日夜、2010年度税制改正の焦点だったガソリンにかかる
揮発油税などの暫定税率について、来年3月末で形式的に「廃止」するものの、
仕組みを変えて現行税率を維持する方針を表明した。
民主党が「重点要望」で求めた子ども手当の所得制限は導入しない考えを示した。
首相官邸で記者団に語った。
たばこ税率は10年度から引き上げると明言。1本5円、1箱(20本入り)で100円程度の
大幅値上げとする方向だ。
首相は暫定税率に関し「マニフェスト(政権公約)に沿えなかったことは率直におわび申し上げたい」と陳謝。
環境と財源難への配慮からマニフェストを覆して税率維持を決めたと強調した。
首相は21日夕、民主党の小沢一郎幹事長と官邸で会い、子ども手当の所得制限などで党の要望に
沿えないことを説明、了解を得たという。
政府は、たばこ税率の上げ幅のほか、廃止方針を固めている所得税などの扶養控除の扱いについて
与党の了承を得た上で、22日夕の臨時閣議で税制改正大綱を決定する方針。
10年度政府予算案も25日決定を目指す。
首相はまた、10年度予算編成に関し「雇用、地域活性化などのため2兆円の新たな措置を
(関係省庁に)お願いした」と述べた。
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