09/12/21 18:35:12
年賀はがきの配達仕分けまっ盛り。民営化2年が過ぎてリストラの進む郵便事業会社
(日本郵便)では非正規社員が過酷な労働に悲鳴を上げている。年賀はがきの販売
目標を上回る実績を残し、正社員と同じような勤務を続けても賃金待遇に反映されない。
「ボーナスは正社員の10分の1。結婚もできない」と嘆き節が聞こえてくる。
兵庫県内の郵便事業会社支店。非正規社員として勤務する40代男性は、年賀はがきの
“販売ノルマ”に追われる。男性は正社員と同じ1日8時間週5日、配達などの外勤
業務を担当。雇用契約は6カ月更新で、現在は時給約1000円。年2回賞与が支給
される。
男性によると、この支店では正社員のリストラが進み、従業員の6~7割が非正規社員。
非正規社員は年賀はがき5000枚、正社員は1万枚、課長代理以上の幹部は1万
5000枚の個人販売目標が課せられている。
「幹部が朝礼で『何が何でも売り切れ!』『営業努力するのは正規も非正規も一緒や!』
『今後の人事評価に影響するで!』とげきを飛ばす。『売り上げが悪い社員の名前を
読み上げる』と言われたこともあります」
11月の給料日には全社員に「あなたの販売目標は5000枚。うち販売実績は○○枚です」
などと記した通知書が、給与明細とともに渡された。
「組合関係者や遠方の親族、アルバイト先の同僚にも買ってもらった。県外に出る際の
交通費などは自腹です」。男性は自嘲気味にこう語る。
非正規社員の中には「EXPACK500」(一律500円の郵便配達サービス)を
通じて全国各地の親類にはがきを送付。1万枚以上を売り上げるツワモノもいるという。
ただ、「実績を上げても給料や手当には反映されない」。
男性は父親が入院中で母親と2人暮らし。「冬のボーナスは4万5000円。40代
正社員なら40万円はもらっている。年収も300万円あるかないかで…。このままでは
結婚もできない」。
正社員への道は厳しく、「人事評価で非正規の最高ランクを2年間キープし、誤配などの
ミスがなく、契約社員を2年続けなくては応募資格が得られない」と憤る。
これに対し、郵便事業会社の広報担当者は「優秀な販売実績を残した社員について、
昇給や手当の支給はないが、日ごろの勤務状況などと合わせて人事評価に反映する。
非正規社員の待遇は毎年改善されるよう努力しているところです」と話している。
◎郵便事業会社
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