【コラム】日本発グローバル”を達成するために必要な5つの成功要因…(CNET Japan)[09/12/17]at BIZPLUS
【コラム】日本発グローバル”を達成するために必要な5つの成功要因…(CNET Japan)[09/12/17] - 暇つぶし2ch2:かくしおまコンφ ★
09/12/19 09:43:23
>>1のつづき)

 ソーシャルアプリ世界最大のディストリビューションチャネルの米Facebookでは3.5億MAU(Monthly Active User:
月間アクティブユーザー)、70言語以上(2009年12月現在)のリーチを誇っている。また異なる仕様のプラットフォームを
またいでアプリを提供するポーティングコストも比較的小さく、OpenSocialなどの標準仕様も策定されていることから、
リアルに比べると圧倒的低コストでグローバルディストリビューション体制が構築できる。中国の大手SAPである
Rekoo Mediaなどは、ソーシャルゲーム「サンシャイン牧場」をFacebookをはじめ、中国の51.com、日本のmixi、
ロシアのVKなど数多くのプラットフォームで展開している。

 ◇今このタイミング
 日本のサービスモデル、コンテンツの領域での競争優位性は確かだが、逆にその優位性の賞味期限もせいぜいあ
と1、2年程度だろうという危機感もある。PCで勝ち組となった海外ソーシャルメディアやSAPはすでに次を見越して
モバイル戦略の検討を始めているし、大手VCでも日本のサービスモデルを海外の市場でどうすれば適用できるか
検討を始めている。さらに、海外ではiPhone対Androidという日本ではまだ表面化していない対立軸の中で、
モバイルインターネットの標準争いが展開されている。

 このまま放置すれば彼らが別の進化系の究極形にたどり着くのも時間の問題だろう。90年代PCで日本国内
標準PC-98が海外から入ってきたDOS/Vに絶滅に追いやられたのと同様に、日本のモバイル業界が海外標準に
規模の経済にモノを言わされ駆逐されてしまう―そんなシナリオも見えてくる。では、グローバル展開をするためには
何か必要なのか? 5つのKSFを見ていきたい。

1.グローバルレベルでのトレンドの大局観
 世界中の先進市場で顕在化している変化の兆しを組み合わせることで、業界の進化の方向感の仮説を
形作ることが可能だ。そして、進化の分岐点を継続的に観測していくことで、仮説をアップデートし自社の戦略を
素早く変化に対応させていくことができる。

 例えば、現状の「Open SNS+ソーシャルアプリ」のブームの兆しの断片は随所に見られた。家庭用ゲーム市場の
成熟化、PCオンラインゲームにおけるアイテム課金モデルの登場、モバイル上でのSNSの立ち上がり、
米国PC SNSにおけるオープン化政策の成否によるFacebookとMySpaceの逆転。

ここで重要なのは仮説が正確に未来を占ったかではなく、一本筋の通ったストーリーとしての仮説を自社の中で
持つことであり、仮説の立案、検証というPDCAを繰り返し回していくことで、世の中の変化に対応していくことである。
現在であれば米国のPC向けSNS上での大手SAPのぶつかり合い、スマートフォンの覇権争い、日本のモバイル
SNS上でのソーシャルアプリの立ち上がりなどから、自社なりのView of the World(世の中の大きな方向感)の仮説を
作ることができるのではないだろうか。 (>>3-5につづく)


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