09/12/17 11:24:46
ソースは
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ある朝、わがつれ合いに突如、「こんなに国債出しても大丈夫なの?」と尋ねられました。
普段は政治や経済のことなどにほとんどコメントがなく、せいぜい、「鳩山さんてかわいそう。
お母さんからお金もらっただけで、あんなにワイワイ言われるなんて…」といった程度の感想しか
漏らさない人ですから、驚きました。膨らむ国の借金は、ここまで危機感が浸透してきたということ
なのでしょう。
○金利3%で負担20兆円?
「しばらくは大丈夫だよ。政府の負債と見合って、国民の資産があるから。貯蓄がある限り、国債は
消化できる」と答えたものの、その貯蓄率そのものがかつての15%から最近は3%に下がってきて
います。国債を消化する胃袋が小さくなってきているから、無理やり発行すると金利が上がるかも
しれません。
もし、金利が3%くらいになったら、その負担だけで年間20兆円になるという試算もあるほどです。
経済の原理というものは、ボーダーレスに働きます。金利が上がると、日本の国債の魅力が増し、
海外の投資家が保有するようになります(いまは、保有率は7%くらい)。借金国・日本は首根っこを
外国の投資家に握られることになるのです。
ですから、国の借金が野放図に膨らむのはあまり望ましいこととは言えません。借金を減らすには、
古今東西の真理に従うしかありません。すなわち、「入るを図って、出ずるを制す」。
わがつれ合いまでが心配するほどですから、消費税の引き上げを実施しても、多くの人たちは、
文句を言いながらも、内心では納得するのではないか。
○「国のかたち」を変えないと借金激減はムリ
けれども、それだけではこの膨大な借金がドラスチックに減ることはないでしょう。
司馬遼太郎の言う「国のかたち」ではありませんが、ここで思い切って政府のかたちを変える必要が
ありそうです。
これから10年後の2020年は明治維新から数えて150年目に当たります。なんだかんだと言いながら、
明治以来の日本は、先進国に追いつけ、追い越せの「坂の上の雲」をにらんで疾走してきました。
そろそろ坂の上の雲ではなく、足元に咲く野の花の美しさに目をやるときが来るのではないか。
どういうことかというと、中央政府を思い切って解体して、外交、国防、財務の徴税機能、
国土交通の全土にかかわる部分、厚労の年金などを残し、一切を地方自治体に移管してしまう。
うんと中央政府をスリム化するのです。
-続きます-