【農業】今年はみかんが豊作、でも摘みきれない…農家の高齢化で 小田原 [09/12/16]at BIZPLUS
【農業】今年はみかんが豊作、でも摘みきれない…農家の高齢化で 小田原 [09/12/16] - 暇つぶし2ch1:きのこ記者φ ★
09/12/16 09:57:31
・担い手高齢化、荒れる畑 再生へNPO発足/生産者が販路開拓も
今年のミカンは豊作だ。神奈川県小田原市の畑では大玉のミカンがたわわに実り、
例年の2割増の出荷量だという。

地元のミカン畑再生に取り組むNPO法人「みかんの花咲く丘」代表、尾崎隆さん(77)は
不安を抱いていた。「豊作だと価格が暴落し手間に見合わない。畑がさらに荒れていくのでは……」
放置されるミカン畑が増えている。農家が高齢化し、後継ぎも少ないのだという。

JR国府津駅の脇にこんもりとした山がある。人一人が歩けるかどうかの山道、急斜面……。
5分も歩くと息が切れる。斜面にへばりつくように広がるミカン畑は同NPOが農家から借りている。
この畑の脇に広がる雑木林に入ると雑木の間からミカンの木が4、5本見えた。
実が30~40なっている。尾崎さんが嘆く。
「この畑は2、3年前から人手が入っていない。来年はもう無理でしょう」

実を摘まず放置しておくと3、4年で雑木林になり人が入るのも難しくなるという。
04年から毎週日曜、約25アールの畑を24人の会員で維持している。
ミカン畑の手入れのほか、空きスペースにはニラ、小松菜、トマトなど30種の野菜も
栽培している。昨年は約3トン、今年は2トンのミカンを収穫し、会員の出席日数に応じて配る。

放置され捨て去られる大地の恵みを再生しようと模索が続く。
「1人では手にあまる畑だが、大勢の人だと維持できる」

市内片浦地区も遊休地化が進む。小田原から熱海に向かう国道135号沿いの山間地は
30~45度の急斜面が続く。同地区で広石計典さん(63)はミカンを専業にしている。
妻と2人で朝7時から日が暮れるまでミカンを収穫する。
「すべてとらないと翌年木がだめになる。注文が減れば収穫しても安い加工用に回ってしまう」

そして担い手の高齢化。「60代はまだ若い。70歳過ぎは当たり前、80過ぎの人もいる」
ミカンの消費量はピークだった75年の半分以下になり、市内の栽培面積は71年の
1470ヘクタールから06年にはその3分の1の546ヘクタールに減った。

リンゴ生産量日本一の青森県は昨年さんざんだった。4、5月の霜、5、6、9月の3回のひょうで、
総生産量の5分の1にあたる約10万トンが被害を受けた。ジュース加工用として例年より
4万トン多い12万トンが使われたが、大量に持ち込まれたため初めて買い止めという事態になった。

「青森県りんご対策協議会」は知恵を絞った。ひょう害リンゴを「ひょう太君」と名付け、
マスコミを通じてキャンペーンを展開した。事務局には励ましや問い合わせの電話が
1000件以上寄せられ、うち800件は「ひょう太君」を購入したという。県りんご果樹課の鈴木隆・グループリーダーは提言する。

「果物への意識を変え、デザートではなく健康に必要な食べ物としたい。農家も積極的に
消費者にアピールし直接結びつく方法を考える時期に来ている」

豊作だけでなく、一瞬の荒天で傷ついた果物は「商品価値」を失い大量廃棄へとつながっていく。
捨てさせているのはだれか--。消費者の姿勢も問われている。

URLリンク(mainichi.jp)


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