09/12/15 08:34:28
自営業者や失業者などが加入し市町村が運営する国民健康保険の保険料納付率が
2008年度に88.37%(速報)となり、調査を始めた1961年度以降で最低となった。
景気低迷で保険料の未納や滞納が増えたためで、前年度からの納付率の下落幅も
2ポイント超と過去最大。高齢化が進む中で国保は財政難に直面しており、
医療保険制度の再設計が不可欠だ。
調査は国民皆保険制度がスタートした1961年度以降、厚生労働省が実施している。
調査対象には住所の不明者は含まず、実際の納付率はさらに低い。
納付率は2004年度に90.09%と過去最低(当時)を記録した後、市町村の担当職員の
増員などで上向いたが、08年度に4年ぶりに低下した。後期高齢者医療制度の導入で
納付率の高い75歳以上が国保から脱退した統計上の理由のほか、金融危機をきっかけに
景気の低迷が深刻化し、未納や滞納が増えた。今年度の納付率はさらに低下している
可能性が高い。
◎ソース
URLリンク(www.nikkei.co.jp)