09/12/15 02:25:43
大阪市が平成11年春に約126億円をかけて建設した温泉・フィットネス複合施設
「市立ゆとり健康創造館 ラスパOSAKA」(東住吉区)が22年3月末で閉鎖される
ことが14日、分かった。毎年、赤字運営が続いており、施設を管理する企業から
撤退の申し出があった。巨額の公費を投じた施設がわずか11年で閉鎖される事態に、
市民から「また税金の無駄遣いか」との批判が集まりそうだ。
同日開かれた市議会の文教経済委員会で市が閉鎖方針を明らかにした。
ラスパは、市が「福利厚生施設を持たない中小企業の支援」を名目に、大和川堤防北側の
用地に建設。地上5階地下1階建て(延べ床面積約1万3800平方メートル)の豪華
施設で、温泉(大人1600円、子供800円)やフィットネス施設(個人会員の月額
7500円)、レストラン、会議室などを備えている。
開業後、市は外郭団体に管理運営を委託。7年間で3億円近い赤字となったため18年度
から指定管理者制度を導入し、サウナ事業などを展開する「ニュージャパン観光」
(中央区)を公募で25年度までの契約で選定したが、20年度までの3年間で
約7800万円の赤字を計上した。温泉利用客も初年度の9万人超から20年度は
約2万8千人まで激減し、同社は今後も黒字転換は困難と判断、今年10月に市に
撤退を申し入れた。
市では新たに指定管理者を公募し継続しても、改修工事費など市費負担が膨らむだけ
として事業廃止を決めた。温泉掘削技術の進歩によって、今春までの10年間でラスパの
半径5キロ圏内に温泉施設が10施設できるなど競争の激化を業績不振の原因に挙げている。
市によると、建設用地の大半は昭和47~61年に市と市教委が当時の同和対策事業
用地として取得した。ラスパ閉鎖後の土地建物の活用方法は白紙の状態といい、ある
市議は「更地にしても土地の売却価格が購入時より下がるのは確実だ」と指摘している。
●ラスパOSAKA
URLリンク(www.laspaosaka.com)
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◎ラスパOSAKA/大阪市ゆとり健康創造館
URLリンク(www.laspaosaka.com)
◎ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)