09/12/11 20:15:40
イオンvsヨーカ堂の値下げ合戦が激化-。
セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のイトーヨーカ堂は11日から3日間、
対象商品の購入金額の5~30%を現金で還元する「15億円分 現金キャッシュバック」セールを、
全国のイトーヨーカドー163店で実施している。
「ボーナス補てん企画」と位置づけ、節約志向を高める消費者を囲い込むのが狙い。
イトーヨーカドーは、今月1~3日に円高差益を見込んだ還元セール、
4~6日にもキャッシュバックセールを実施したばかり。
ライバルのイオンが10~14日まで、専門店を巻き込む計2万3000店による
史上最大規模の値下げセールを実施中で、これに対抗するのが狙いとみられる。
対象商品は衣料品、住居品のほぼ全品。店内に設けた特設レジで現金を返す。
イトーヨーカドーとして過去最大の15億円分を現金還元するという。
30%引きには前回になかった紳士スーツ、クリスマスツリー、婦人ウールコートなどを
新たに追加した。掛け布団や毛布は20%引き。
セブン&アイHDでは消費者の反応がいいことから、さらに値下げセールを追加することも
検討していくという。
両社以外では、西友も来年1月3日まで、全国の373店で円高還元セールを実施中だ。
海外から直輸入している食品、衣料品、日用品などを中心に約150品目を値下げ。
値下げ幅は通常価格の2~3割が中心だが、普段の半額程度で販売する商品もある。
例えば、米国産豚肉ロース切り落としを100グラム当たり32%値下げし87円、
26型の中国製自転車を27%引きの9970円で販売。
中国から輸入している婦人用靴下3足を53%値引きし280円にする。
流通担当アナリストは「消費者の財布のひもが固くなるなか少しでも客を引きつけようと、
年明け以降もスーパー大手の値下げ合戦は続くのではないか。まさに値下げの“チキンレース”状態と
いえる」と指摘する。
小売り大手が競うように打ち出すセールは、年末に向けて業界の値下げ競争に拍車をかけることになる。
懐が寂しい消費者には朗報だが、価格下落が企業収益を圧迫して雇用や賃金の悪化として
跳ね返るデフレスパイラルに、日本経済を巻き込んでいく危険もはらんでいる。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
小売り大手の最近の値下げセール
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