【コラム】スパコン予算削減がなぜか「技術立国危うし」となった。「世界1位」がなくてもずっと研究開発できたのに…西村博之[09/12/01]at BIZPLUS
【コラム】スパコン予算削減がなぜか「技術立国危うし」となった。「世界1位」がなくてもずっと研究開発できたのに…西村博之[09/12/01] - 暇つぶし2ch758:名刺は切らしておりまして
09/12/12 09:20:12 RIWOPXFp
>>740
> スパコンを作れるのは日米2ヶ国だけ。
違う。
商用スパコンメーカーがあるのが日米2カ国だけのこと。
スパコン自体は、大学や研究機関が自作したものが各国にある。


>>748
> 1940年代から莫大な軍事予算をかけてきた事業が花ひらいたわけで。
違う。
実際、今主流のスパコンを見てもXeon、Opteron、POWERは、国防省などのスパコン開発計画の結果
うまれたものではなく、普通に民需のPC/サーバビジネスから育ってきたものだし、ノードの連結による
大規模コンピューティングだってやはり民需から生まれた技術。
国防省やエネルギー省のプロジェクトは「でっかいものを作れる」というだけであって、スパコン市場の
大半は小~中規模のものが主戦場であり、技術と品質はその主戦場での戦いによって生まれなくてはいけない。
そして、その主戦場でここ30年以上努力しなかった日本のメーカーが、競争から脱落していっただけのことだ。
スパコンだけじゃなく、普通のPCやサーバ、ソフトウェア見ればわかるだろ?
日本のIT技術・ビジネスがショボいのが、国防省とか全然関係ないことは。

日本のスパコンは異常に高額。しかも保守料が高い。
地球シミュレータで約45億/年(1233万/日)、今度の文科省スパコンは約80億/年(2192万/日)の予定。
保守のための人件費と部品代で毎日こんなに金かかるって言ったら、欧米なら相手にしてもらえない・
だが、こんなでたらめな価格を付けても、日本政府や国内大学・研究機関はメーカーの言いなりに金を払ってきた。
だから、日本がスパコン・ベンダーに支払っている金はアメリカに次ぐ2位だが、実際にその国が所有する
スパコン計算能力合計では日本はドイツ、イギリス、フランスなどに劣る。
アメリカは台数が多いから1位なだけで、価格性能比でいけば日本よりはるかに金がかかっていない。
日本の政府研究機関や大学は「血税を使っている」という感覚でシビアにチェックするのではなく、
「俺の金じゃないからいいや」というつもりでメーカーの接待や天下りを要求する代わりに、メーカーの
言いなりに金を払う。
だから、NECは自社製品の価格が国内向けと海外輸出用で1.5倍~2倍違う。
国内が安いのではなく、「国産なのに国内価格の方が1.5倍~2倍高い」のだ。
日本では言いなりに金を払うのでそれでも売れるが、海外ではIBMやCRAYとの価格競争があるから
そうしないと売れないからである。
国内価格・保守費がデタラメだったのは、2007年の地球シミュレータの後継機検討の件を見ればわかる。
地球シミュレータ・センター側が安価なスカラ型への変更を検討したとたんに、NECは慌てて「45億/年の
保守費の一部を導入費にまわすだけで2倍の性能のCPUに交換してあげます」と言いだし、その方式で
更新が行われた。
つまり、保守費が嘘っぱちな金額で、削っても赤字にならないものだってことだ。

こんな調子で国内のぬるま湯につかってきた日本のスパコンが、シビアな価格競争で戦ってきた
アメリカの製品に太刀打ちできないのは当たり前。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch