09/12/08 21:29:55
<中略>
以上のような声を受けて日本自動車産業の現状と将来を考えると、以下のような
ルーティングが出来上がる。
①・中国自動車市場の拡大
・円高
・日本国内自動車需要の先細り
↓
②・日系自動車メーカーの中国国内生産強化
・日系自動車メーカーが、東南アジアから完成車を日本へ輸出
↓
③・日系自動車メーカー、実質的な現地調達率の向上
↓
④・日系自動車メーカー、ティア1の中国や東南アジアへの製造拠点シフト加速
・それを、日本政府のCO2削減規制強化が後押し
・ティア1による現地調達率の向上
↓
⑤・ティア2、ティア3の中国、東南アジアへの必然的な製造拠点シフト
↓
⑥・中国を主体として、ティア1、ティア2、ティア3の模倣部品の氾濫、法的対応が
事実上不可能に
・ティア2、ティア3、中国などでの事業が中国地場産業に奪われる
↓
⑦・自動車産業を基盤とする日本国内都市の経済が混乱する
つまり、自動車メーカーを先頭に、日系自動車コングロマリット全体が「リスキーな
国、中国」へと引きずり込まれ、日本国内自動車産業は空洞化。だが、出先である
中国で模倣品地獄にまみれてしまい、行き場を失う。第二次世界大戦後、日本がコツコツ
と積み上げてきた技術が、超短期間に中国に奪われてしまうのだ。
そして日本は完全に「負け組」となる。
ソース:ダイヤモンド・オンライン
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