09/12/07 22:49:32
2009年度第2次補正予算を含む経済対策の8日の閣議決定を目指し、政府は7日も
調整を続けているが、財政支出が8兆円程度に拡大すれば赤字国債の追加発行も視野に
入り、2010年度当初予算の編成作業本格化に向けて財政規律への警戒感が高まる
可能性がある。
政府は12月上旬にも策定する予定の10年度予算編成の基本方針に国債発行額の
上限を定める方針だが、国債発行額や特別会計の見直しなど財源をめぐる与党間の
足並みの乱れが懸念される。
政府は4日、2次補正予算を含む経済対策の閣議決定に向けて断続的に協議を行ったが
、政府が提案した財政支出7.1兆円に対し、地方支援の上積みで8兆円規模を主張
する国民新党の亀井静香代表(郵政・金融担当相)が譲らず、決定を8日に持ち越した。
7日午後に入っても両者の溝は埋まっておらず、国民新党側は「(8兆円の考えに)
変化はない」(下地幹郎政調会長)とボールは政府側にあるとの見解を示している。
一方の政府側は、亀井代表と会談した平野博文官房長官が4日夕の段階で「最後の
詰めであり、(7.1兆円よりも)上積みされると思っているが、わからない」と規模
拡大を示唆。国民新党が主張する8兆円程度への増額を含めて対応を協議しているもようだ。
政府は対策の財源として、09年度第1次補正予算の見直し分の2.7兆円のほか、
市場金利が低水準で推移していることによる国債費の余剰見通し分などを充当する方向
だが、対策規模が拡大すれば追加の財源措置が必要になる。
<以下略>
ソース:Reuters
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