【コラム】財政危機という“オオカミ”は必ず来る・・・東京大・大学院教授 伊藤元重 [09/12/05]at BIZPLUS
【コラム】財政危機という“オオカミ”は必ず来る・・・東京大・大学院教授 伊藤元重 [09/12/05] - 暇つぶし2ch1:依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★
09/12/06 07:41:48
 政府債務の対GDP比のランキングで、日本はジンバブエについで世界第2位である
そうだ。日本は160%を超える水準であるが、100%を超えるような国はこれ以外に
はレバノン、ジャマイカ、イタリア、スーダンしかない。日本の政府債務はそれだけ
異様な大きさであるのだ。多くの経済学者が日本政府の抱える巨額の債務のリスクに
ついて論じてきた。あまりに債務が膨れあがれば、国債を市場で消化することが難しく
なる。国債の価格は大きく下がるだろう。それはつまり、国債利回りが高くなることで
あり、もし国債利回りが上がれば諸々(もろもろ)の金利も上昇して経済は大変なことに
なる。私自身もこのような議論をしてきた。
 こうした財政破綻(はたん)論が出てきてから10年以上がたっている。その間に
政府債務はさらに膨れあがっている。それにもかかわらず国債利回りは史上最低という
ような水準を維持している。経済学者の財政危機説は「オオカミ少年」と同じであると
感じている人も多いかもしれない。しかし、オオカミは必ず来る。対GDP比で世界
第2位の水準の債務を抱えていて、まともな形で財政再建が果たせるとも思えない。
少なくとも、歴史的にみてGDP比で160%近い債務を抱えた国で、インフレも
起こさず、債務の不履行にも踏み切らないで財政健全化を果たした国はあまりないはずだ。

ソース:FujiSankei Business i.
URLリンク(www.business-i.jp)


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