09/12/04 01:45:31
生鮮食品などの激安商品を売りに大阪府内でスーパーを展開している「スーパー玉出」
(本店・大阪市西成区)の東淀川店で、従業員18人に法定時間を超える労働をさせた
などとして、淀川労働基準監督署は3日、同社と同社社長(65)、同社元顧問の社会
保険労務士(53)を労働基準法違反(長時間労働)などの容疑で大阪地検に書類送検
した。従業員1人は長時間労働のため過労死したとして、労災認定されている。同社が
同法違反容疑で立件されるのは初めて。
同署によると、同社は平成19年7月29日~同9月29日の間、従業員18人に
対し、労使協定を結ばないまま1カ月平均約120時間の時間外労働をさせるなどしたと
している。
このうち50代の女性従業員は同9月30日、同店で商品の陳列作業中、突然くも
膜下出血を発症して倒れ、意識不明のまま約1カ月後に死亡した。死亡する直近2カ月間
で、約280時間の時間外労働をしていた。
一方、社会保険労務士は、同署に対し、同店従業員のタイムカードなどの提出を拒んだ
としている。
同社は大阪府内で55店舗を展開。12年1月以降、時間外労働などで労働基準監督署
から計11回の監督指導を受けており、同署は「時間外労働は全社的な問題」と指摘している。
同社の管理本部は「時間外労働などの事実はあったが、指摘された内容は現在、
全社的に監督指導に従って是正している」とコメントしている。
ソース:MSN産経ニュース
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