09/12/01 09:16:24
政府は、景気の悪化による法人税収の落ち込みなどから今年度の税収の見積もりを37兆円程度に減額する方針で、
終戦間もない昭和21年度以来63年ぶりに国債の発行額が税収を上回る見通しとなりました。
今年度の国の税収は、景気の悪化で企業の業績が軒並み落ち込み、
法人税収が当初の見積もりより大幅に減っているほか、所得税や消費税なども減少しています。
このため政府は、当初予算の段階で46兆円余りと見込んでいた今年度の税収をおよそ9兆円少ない37兆円程度に見直す方針を固めました。
政府は、減収分の穴埋めに近くまとめる今年度の第2次補正予算案で赤字国債を追加発行して補てんする方針で、
今年度の国債発行額は、初めて50兆円を突破し、税収を上回る見通しになりました。
国債発行額が税収を上回るのは、終戦まもない昭和21年度以来63年ぶりで、
財政状況の悪化があらためて浮き彫りになりました。
景気が本格的に回復する見通しが立たないなか、来年度の税収も40兆円を下回る可能性が強く、
政府は、来年度予算案の編成作業で財源をどのように確保するかが大きな課題になりそうです。
ソース:NHKニュース
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