09/11/27 03:39:53
植物プランクトンから石油など燃料を作る取り組みが脚光を浴びている。トウモロ
コシやアブラヤシなどと比べて、圧倒的に生産効率が高いのが理由だ。米国は量産化に
着手する中で、研究実績のある日本の動向が注目されている。
ワカメやコンブといった海藻の仲間から、石油やエタノールなどを生産するバイオ
燃料のプロジェクトが、全世界で相次いで立ち上がっている。海藻の仲間といっても、
油分の生産に使われるのは、大きさが数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)
ほどになる植物プランクトンだ。学校教育で教わる「ミドリムシ」のようなもので、
「微細藻類」と呼ばれている。
大きさは小さいが、その生産効率は目を見張る。筑波大学大学院生命環境科学研究科の
渡邉信教授の試算では、藻を1ヘクタールのプールで栽培した場合、生産量は最小でも
47トン、最大では140トンにもなり得るという。同じ植物で1ヘクタール当たりの燃料
生産量を見ると、トウモロコシが0.2トン、大豆が0.5トン、パーム油のもとのアブラ
ヤシが6トンになる。藻の生産効率はトウモロコシの100倍超に上る。
<以下略>
ソース:日経BPネット
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