09/11/24 22:45:06
2015年の北海道新幹線新青森-新函館間の開業で、北関東地域の住民の約9割が「開業を機に函館を
訪れてみたい」と高い関心を示していることが、函館の商工団体のアンケート調査で分かった。札幌・道央圏への
交通手段も、航空機より新幹線を利用したいとする回答が7割近くに上り、「道内旅行での新幹線需要は
予想以上」と期待が膨らんでいる。
調査は、函館商工会議所などでつくる「北海道新幹線新函館開業対策推進機構」(会長、森川基嗣・
同会議所副会頭)が実施。今年9月、宇都宮市内の百貨店で開かれた「北海道物産展」に訪れた客を対象に、
2956人(男814人、女2107人)から回答を得た。
調査対象が道内観光への関心が高い「物産展」来場者のため、来道経験者は83%と高かったが、函館に
来たことのある人は68%にとどまった。そのうえで全員に「新函館開業後、函館に行ってみたいか」と聞いた
ところ、89%が「身近に感じられるようになるので行きたい」と答えた。
また、函館までの交通手段を問うと、これまでは航空機(宇都宮から羽田空港経由で所要時間4時間)が
63%、JR(東北新幹線、特急を乗り継いで同5時間半)が26%だったが、開業後は新幹線(同3時間半)が
81%、航空機が16%と、大半が新幹線利用を希望。さらに新函館開業後でも所要時間が6時間と航空機より
1時間多くかかる札幌・道央圏への旅行でも、新幹線を利用したいと答えた人が68%と航空機利用の27%を
上回った。
同機構は「北関東地方の人にとってはいったん東京に出なければならない航空機利用より潜在ニーズは高い。
乗り継ぎの利便性や料金など経済性を高めれば、より利用客を取り込める」と分析している。
▽ソース:毎日.jp (2009/11/24)
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