09/11/23 13:58:53 +gv928+A
京速計算機システムは、アメリカの政治妨害さえなければ、間違いなく成功していた。
実行性能をNECの次世代SXが担当し、
TOP500一位を日立富士通のスカラーが担当する。
目算はついていた。
NECのSXシリーズは実行性能で最強であり続けたし、
計画当時設計段階にあったSX-9はNECの独力ですばらしいものに仕上がったし、
京速計算機システムで使われるのはその次世代のSX-10か次々世代のSX-11だった。
また、当時富士通が革新的なアーキテクチャの高速プロセッサの開発段階にあった。
だから、実務官僚はキャッチーな「京速計算機システム」という名前を付けた。
これはもっともな話であって、実際に裏がなければ官僚はこういう名前を付けない。
現にアメリカは京速計算機システムを脅威とみなしてあらゆる手段で妨害したため、
京速計算機システムというよくわかる名称すら
次世代スパコンというよく実態のわからない名称に変えさせれらた。
そしてアメリカは東洋単位系で意味のある京を欧米単位系では10Pになることに目を付け
ペタフロップススパコンを先に造ってしまえば京速計算機システムのアドバンテージのひとつを無効化できることに気づいてRoadrunnerにおいて実行した。
しかし、みんな考えてほしい。
ベンチマークをペタフロップスで回せたからといってそれがなんの役に立つのか?
京速計算機システムはLINPACKベンチマークでも京、実アプリの実行性能でも京を目指して痛んだぞ?
非難されるべきはアメリカだ。