09/11/21 21:02:40
走行中の電気自動車に充電ができる新システムを、龍谷大学(京都市)の粟井郁雄・
理工学部教授(マイクロ波工学)の研究チームが開発し、19日発表した。電磁界を
作って近くの電線に電力を伝える電波の特性を利用した。
今は実験段階での成功だが、実際に走行中の充電が可能になると電気自動車の利便性が
格段に高まるうえ、レールやパンタグラフがない電車の走行にも可能性が広がり、
現代の交通風景を大きく変えそうだ。
この日の公開実験では、線路を埋め込んだ全長約20センチの板に電波の一種「マイ
クロ波」(周波数2・45ギガヘルツ)を流し、受信用の電線が入った模型パトカーを
動かした。模型パトカーは約1ワットの電力を受け取り、ヘッドライトやテールランプ
などが点灯した。
粟井教授によると、乗用車や電車を動かすには最低100キロワットの電力が必要。
周波数が高いほど電力を伝える効率が悪くなることから、実用化には周波数を下げる
必要があるという。
粟井教授は「大幅に下げると、電力を受け取るための車の電線を長くする必要が
あるなど、克服しなければならない課題あるが、交通システムに新しい夢ができた」と
話している。
ソース:MSN産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)