09/11/19 11:42:52
過労死や過労による病気で従業員が労災認定を受けた企業名を大阪労働局が公開しなかったのは違法
として、夫（当時４９歳）を過労自殺で亡くした京都市伏見区の寺西笑子さん（６０）が１８日、
開示を求める訴えを大阪地裁に起こした。原告弁護団によると「過労死」を起こした企業名の公表を
求める訴訟は全国で初めて。
訴状によると、寺西さんは３月、０２年度以降に従業員が過労で死亡したり病気になり、労災認定を
受けた企業名を情報公開請求。しかし「個人の特定につながる」として開示されなかった。
寺西さん側は「個人特定の危険性はなく、情報公開法に違反する。労災認定が職場環境改善に
つながっておらず、再発防止には企業名を公表し監視する必要がある」と訴える。
寺西さんの夫は飲食店店長だったが９６年、飛び降り自殺し過労が原因として労災認定を受けた。
寺西さんは提訴後「労働者の命よりも企業の利益を守っている。企業名の公表は（労働者が）会社を
選ぶ情報になる」とコメントした。
また過労死や過労自殺の遺族らでつくる「全国過労死を考える家族の会」と過労死弁護団全国連絡会議は
１８日、長妻昭厚生労働相に精神障害になったり自殺した場合の労災認定基準の見直しや、
過労死・過労自殺を出した企業名の公表を求めた。
ソースは
URLﾘﾝｸ(www.excite.co.jp)
関連ニュースは2007年2月16日 08:23 「過労死のない社会実現にがんばりたい」 寺西笑子さん
URLﾘﾝｸ(www.kyoto-minpo.net)
一部抜粋。
裁判は、そば店店長だった寺西彰さん（当時49歳）が「過労自殺」したのは会社側の責任として、
寺西笑子さんら遺族が経営会社を相手取り、損害賠償を求めたもの。
05年３月、京都地裁は会社側の全面責任を認める勝利判決を下し、昨年６月に大阪高裁で勝利和解が
成立しました。