09/11/13 09:27:21
延岡市で開かれた全国男女共同参画宣言都市サミットで基調講演した
内閣府男女共同参画会議メンバーの経済評論家・勝間和代さん(40)が講演を前に
読売新聞のインタビューに応じた。
勝間さんは男女が互いに協力し合うことで、社会が活性化することや、
訴え続ける大切さを改めて強調した。
―男女共同参画という言葉の意味は
「男女が生き生きと働き、楽しい社会にしようということ。男性と女性には役割分担がある。
しかし、男性はどうひっくり返っても出産できないし、女性が出産以外にやりたいことはたくさんある。
仕事が両立できるよう、男女が協力し合うことを指す」
―日本の現状をどう見るか
「男性が働きたい時間よりたくさん働き、女性が働きたい時間よりも短くしか働けないように感じる。
お互いつらいよりは、仕事は分け合った方がいいと考えている。女性に対して教育など能力開発での
投資はしているが、有効に活用されていない。日本は恐らく、高学歴女性の主婦率が先進国の中で
一番高いのではないか」
―男女共同参画を広めるためには何が必要か
「特効薬はない。とにかく言い続ける、やり続ける、結果が出るまでやる。環境問題と同じで、
みんなができることをできる範囲で続けるしかない。そうすれば仲間ができて、大きな動きになる」
「同様に、母親の教育も重要になる。女性はちゃんと社会進出する、ということを子どもに教えないと
いけない。『奥さんが働いたらみっともない』『孫がかわいそう』とか言っていても浸透しない。
例えば、雇う側には、女性を一定数雇用するよう法で義務づけることも必要では」
―経済が著しく発展した高度成長期、「男性が仕事をして、女性は家庭を守る」という
風潮が強かったと思うが
「それは違う。成長していたからこそ、専業主婦が成立した。戦後の一瞬の幻想だ。
それがアメリカで崩壊し、ヨーロッパでも崩壊し、日本でもできなくなった」
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URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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