09/11/11 12:02:28
会計検査院は11日、官庁や政府出資法人などの08年度の決算検査報告を
鳩山由紀夫首相に提出した。
不適切な経理処理は717件あり、指摘総額は計約2364億5千万円。
前年度(約1253億6千万円)の倍に近く、過去最高額。
大幅増の要因は、“霞が関の埋蔵金”と呼ばれる特別会計の余剰資金のように、
「有効活用されていない」として指摘総額の4割を超える巨額の基金を明示したこと。
随意契約の見直しを迫り、自治体の不正経理の実態解明を進めた。
経産省所管の「中小企業金融安定化特別基金」や、農水省と林野庁所管の
7事業の基金について、それぞれ約391億円、約353億円を“埋蔵金”と認め
返還などを求めた。
204億円余を委託先業者に預けて運用させ、その利益で事業費を賄っていた
ジェトロに対しても、余剰資金と判断。
国交、農水両省の不正経理問題では、26府県と2政令指定都市、政令市以外の13市を調査。
約32億円の不正を指摘。
資源エネルギー庁などの出先機関でも不正経理が見つかった。
総額のうち法令などに違反する「不当事項」とされたのは約123億3千万円。
これまでの指摘後も返還されていない債権などは約131億円。
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