09/11/23 10:48:11 FFhUplRl
>>453
たとえば宝くじを例にとるとこんなかんじだよ。
10億円の賞金がある宝くじを、一枚1000円で100万枚分を国民や銀行が持ってた
とする。抽選は10年後ね。
でも宝くじを発行する会社が100億の赤字を持ってて、その国民から集めた10億を
全額借金返済につかってしまった。
でもそれじゃ賞金を払えなくなるから、1年後にさらに100万枚を追加で印刷。
これで10億の賞金は200万枚で分けることになったから、持ってる人の宝くじの
価値が半分になっちゃうってこと。みんな大損だよね。
さらに一度こういうことをされるとみんんが疑いだすよね。
最初100万枚って言ってて平気で200万枚印刷しちゃうようなとこが出してる宝くじ
なんてあてになんないぞ。
まだまだ赤字があるから、来年は400万枚追加で印刷しちゃうかもしれないぞ。
そうしたら持ってる宝くじの価値は、何分の一にもなっちゃうぞ。
次は絶対に買わないぞってなる。
そうすると、大量に持ってる人が、だれかに売って現金にしたいと思っても買ってくれる
人がいなくなる。
売れたとしても、今後の10年間で計1000万枚発行するんじゃないかと、みんなが思ったら
最初に買った人が持ってる宝くじの価値は1/10のなってしまう。
つまり、国の資産は一定なわけで、通貨ってのはそれを分配する宝くじみたいなもの。
刷ればするほど信用がなくなり、10年後までにどのくらい増えるかを予想して、あっというまに
価値が下がる。
ただ現実としては、長期金利上昇とか日本の資産の海外流出、外人の日本売り、
景気悪化、銀行の資産の劣化→企業の倒産などが起こるからパニックに近い
状態になると思うけどね。