09/11/15 21:00:08 eszQ6CIZ
(1)●財政破綻論を覆す 最後に、個人消費拡大にせよ、
総固定資本形成(公共投資)拡大にせよ、内需拡大を議論する際に必ず出てくる、
日本政府の財政赤字について触れておく。「日本の財政は世界最悪の状況で、
借金は天文学的な規模に達し、日本はまもなく財政破綻する。
日本の借金はGDPに二倍近くに達し、国民1人当たり借金は640万円を超える。
財政破綻が近いのだから、家計は貯蓄を増やさざるを得ない。
そんな状況で個人消費が拡大するわけがないし、公共投資など財政破綻を早めるだけだ」。
ここ数年、新聞紙上ではこの種の支離滅裂な報道を頻繁に目にする。
正直、よくもまあ、ここまで根本から誤った認識で文章を駆けるなと、
思わず感心してしまうほどに完膚なきまでに間違った論調である。
まず、この手の報道が問題にしている日本国の「借金」840兆円は、
あくまで日本政府の債務であり、国民の借金でも何でもない。