09/11/05 23:07:41
株式会社ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「ベネッセ次世代育成研究所」では、
2009年4月に、首都圏の認可保育園に入園申請をした母親720名を対象に調査を行った。
2009年4月に認可保育園に入園したのは、申請した家庭の半数以下の47.2%。
39.9%は4月時点で預け先がどこにも決まらなかった。
子どもの預け先が決まらなかった母親のうち、56.1%が仕事、または再就職をあきらめることを選択。
「自分または配偶者の育児休業を延長し、子どもの世話をすることにした」が23.0%、
「祖父母・親戚に預かってもらうことにした」が11.5%だった。
子どもが成長するにつれて、母親の働き方は変わる。0歳のときは「働かないこと」を希望する母親が
6割を超えるが、1~3歳では、「毎日働くが短時間勤務」(26.1%)、「毎日働かない仕事」(21.7 %)、
「家でできる仕事(20.1%)」となっている。
4歳~小学校入学前になると、「毎日働くが短時間勤務」(38.8%)がもっとも多くなる。
また、「残業のないフルタイムの仕事」を希望する割合は、子どもの成長とともに割合が上がっていき、
子ども が小学生のときは42.1%、子どもが中学生以上では54.6%となる。
調査元では、「待機児童の解消とともに、子どもをもつ女性が、子育てか仕事かの二者択一を迫られるのではなく、
子どもの成長段階に合わせて、育児と仕事を両立できる制度や風土がさらに拡大していくことが必要といえます」
とコメントしている。
本調査は、2009年4月の入園に向けて、首都圏の認可保育園に入園申請をした母親を対象に、
2009年9月11日~13日行った。有効回答数は720人である。
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