09/11/03 16:08:33
日銀の白川方明総裁は3日都内で講演し、「国債という借金の実質的な価値を目減りさせるため
インフレ的な政策を採れば、さまざまな問題が起こる」と指摘。
その上で「そうしたことは中央銀行は決して行わない」と強調した。
また「長い目でみた物価の安定、経済発展のために金融政策を運営していくことについて、
国民・海外投資家から信認を得ることが大事だ」と述べた。
2010年度予算編成をめぐり、税収不足を補うための赤字国債の増発が懸念されている。
また日銀は先月30日に11年度まで3年連続の物価下落見通しを公表した。
このため日銀にとって、長期国債の買い入れ、デフレ対策などを求められる可能性が高まっているが、
同総裁が早くもけん制した格好だ。
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