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能登空港で11月、航空機業界で国内最先端技術の飛行実験が行われる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(東京)が11月9~27日、
国産旅客機の開発に向け、航空機操縦・飛行制御システム「FBW(フライ・
バイ・ワイヤ)」の研究に関する共同実験を展開する。FBWの研究で一般の
空港が利用されるのは国内で初めて。石川県 は実験を空港周辺への企業誘致の
足掛かりにしたい考えである。
石川県側が航空機業界に能登空港の活用を打診していたところ、実験への
申し入れがあ った。東京から近いなど能登の立地条件が良いことに加え、
隣接する日本航空学園輪島校から格納庫と会議室を借りられることが、
実験用地としての条件に符合した。
能登空港の飛行実験では、JAXAと三菱重工業の研究者ら10人程度が現地に
滞在する。1日当たり1、2回、JAXA所有の実験用航空機「ミューパルアルファ」を
飛ばし 、離着陸時や急旋回時の操縦性などを確かめる。
JAXAによると、国産旅客機は1973(昭和48)年に製造終了した「YS11」以来、
30年以上生産されていない。しかし、近年は三菱重工業が小型ジェット旅客機「 MRJ
(三菱リージョナルジェット)」の開発を進めるなど、生産再開の動きが出ている。
一方、県は能登空港の開港以降、空港の活性化のため周辺地域への企業誘致を
目指している。今回の実験をきっかけとして、国産旅客機で新たな進展が見られる
航空機業界から能登に注目が集まる可能性もあり、県は「実験を航空機産業との
接点にしたい」(商工労働部)としている。
ソース:富山新聞 [09/10/29]
URLリンク(www.toyama.hokkoku.co.jp)
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