09/10/27 16:58:35
国土交通省は10月26日、「成長戦略会議」の第1回会合を開催し、会議の基本的な方向性を
確認したほか航空分野での議論を開始した。成長戦略会議は、「港湾の競争力」「観光立国」
「オープンスカイ、航空行政の競争力強化」「建設、運輸産業のさらなる国際化」のテーマで、
各分野での成長に向けた戦略を検討するもの。第1回会合の冒頭、国土交通大臣の前原誠司氏は、
「国土交通省が所管する産業分野はまだまだ成長余力を持った分野がたくさんあり、これを伸ばす
ことこそ日本の国家の基盤がしっかり確立でき、国の発展につながる」と挨拶。会議は来年1月頃
までに分野ごとの議論を進め、4月までに各分野の議論の成果をさらに議論し、6月に最終報告を
取りまとめて2011年度の予算要求に反映する方針だ。
今回は、座長を務める武田薬品工業代表取締役社長の長谷川閑史氏と、座長代理のボストン
コンサルティンググループ日本代表の御立尚資氏がプレゼンテーションを実施。御立氏は、日本航空
(JL)で14年以上勤務した経験も踏まえて、航空に関する論点を整理。まず、基本的な姿勢として
「鉄道を含めた交通ネットワーク全体での利便性」や、価格と価値のバランスの選択可能性、安全性
など消費者の視点が重要と指摘。また、航空業界だけでなく、日本全体の成長を見すえるべきとし、
空港拡張や維持、管理などでの費用対効果の高い国民負担のあり方なども留意が必要と語った。
このほか、東アジア域内での航空自由化が進む可能性など、将来的に起こり得る変化を先読みした
議論も求めた。
(>>2へ続きます)
ソース:Travel Vision [09/10/27]
URLリンク(www.travelvision.jp)
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