09/10/24 03:06:08
10月23日(ブルームバーグ):
ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン米プリンストン大学教授は、22日付の米紙ニューヨーク・
タイムズ(NYT、オンライン版)に寄稿し、中国が人民元の価値を下げることで世界の景気回復を弱め、
同国よりも経済成長が遅い他国から雇用を奪っているとの見方を示した。
同教授は「チャイニーズ・ディスコネクト(中国の断絶)」と題した寄稿文で、中国は自国通貨安の政策を
取ることで貧困国を含む他国から需要を吸い上げていると指摘した。
クルーグマン教授は、「通常であれば、私は中国が他の人々から職を奪っているとの主張を率先して退ける
一人だが、今はまさにそれが真実だ」と言明。米当局者らはこの問題を中国に突き付けることに「極端に
慎重」で、これは全く理にかなわないと指摘した。
クルーグマン教授は、中国が現在約2兆1000億ドルに上ると同教授が指摘する「貯めこんだドル」を売れば、
米国の輸出競争力を高め、米経済は恩恵を受けるだろうと述べた。その上で、「世界経済が現在もなお不安定
な状況にある中、中国の近隣窮乏化政策は容認できない」との見解を示し「人民元に対して何らかの対応を
取る必要がある」と強調した。
ソース:bloomberg [09/10/23]
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
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