09/10/23 22:59:41
韓国の電池メーカーが、米大手自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)や独BMWとの
提携を進めている。欧米メーカーの電気自動車(EV)への電池供給を通して、トヨタ自動車や
ホンダと組む日本の競合相手からシェアを奪うことになるかもしれない。
【シェア30%も】
韓国金融大手ミラエ・アセット証券のソウル在勤アナリスト、パク・チェチョル氏によると、韓国
のLG化学とサムスンSDIは2020年までに、EV電池市場で30%以上のシェアを獲得しそうだ
という。排出ガス規制が厳しさを増すなか、GMやBMWを初めとする自動車メーカーは、EVの
投入によりハイブリッド車(HV)で優位に立つトヨタとホンダに対抗したい考え。韓国の電池メー
カーは、自動車メーカー各社に、日本製電池以外の選択肢として自社製品を売り込んでいる。
今年初め、GMは来年投入するEV、シボレーボルト向け電池のサプライヤーとしてLG化学を
選んだ。10月15日、ソウルを訪れていたGMのヘンダーソン最高経営責任者(CEO)は「有力
なサプライヤーを多く抱える韓国を、GM車の電池供給の拠点にしていきたい」と語った。
日本国内では、トヨタがパナソニックと、ホンダがジーエス・ユアサコーポレーションと、日産
自動車がNECと、それぞれ共同出資会社を設立し、電池の安定供給を図っている。パナソニック
の子会社となる予定の三洋電機は、現在ホンダ、独フォルクスワーゲン(VW)、米フォードと提携
しているが、今後はトヨタ向けの供給も手がけることになるとみられる。
(>>2へ続きます)
ソース:フジサンケイビジネスアイ [09/10/23]
URLリンク(www.business-i.jp)