09/10/23 22:58:09
世界で最もホットな多機能携帯電話iPhone向けのソフト開発は、マニアがひと山当てる
ことのできる新ゴールドラッシュだと宣伝された。アップルが専用ソフトを配信するアップストアを
始めて1年半たつが、何人の大金持ちが生まれたのだろうか。
アップルは発表しないが、12万5000人の開発者の大半は利益を出せないでいるらしい。
人気ゲームの開発者の利益でさえ、一般の想像をはるかに下回る。初期投資すら回収できない例も多い。
米調査会社フォレスター・リサーチによると、ソフトの開発コストは平均2万~15万ドルだが、
価格は1個2.5ドル。アップルは初めて持ち込まれたソフトの60%を採用しない。これまで
採用された8万5000のソフトのうち、元が取れると思われるのは数百だけだ。
起業家デーブ・バーナードは親から2万4000ドルを借り、出張するビジネスマン向けに車の
走行距離と経費を記録するソフト「トリップ・カビー」を開発。3カ月で4万5000ドル以上を
売り上げた。だがプログラマーや作画者、マーケティング担当者の報酬や法的手続きの費用に加え、
アップルに売り上げの30%を手数料として支払った。バーナードは生活のために車を売った。
最近はグーグルやマイクロソフトもソフト販売のショップを開くようになり、アップルに不満を
持つ開発者に選択肢が広がった。今度こそ新・新ゴールドラッシュになるといいが。
ソース:newsweek japan [09/10/21]
URLリンク(newsweekjapan.jp)
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