09/10/22 20:30:14
三菱電機は22日、人や物質を運ぶ宇宙輸送船「シグナス」を製造する米オービタル
サイエンス(バージニア州)から、高速飛行する国際宇宙ステーション(ISS)に
衝突しないよう徐々に接近するために必要な通信装置を受注した、と発表した。受注
総額は6600万ドル(約60億円)。日本の宇宙技術がアメリカの宇宙輸送船の
開発に採用されるのは初めて。
今回受注したのは、先月11日に打ち上げられた日本の宇宙輸送船「HTV」が、
ISSに接近する際に使用した通信装置「近傍接近システム」。同措置は三菱電機が
宇宙航空研究開発機構(JAXA)との契約に基づき開発した。同社は今後、9機分を
平成22年から26年にかけて順次納入する。
米航空宇宙局(NASA)は、来年にもスペースシャトルを引退させる方針で、
後継の宇宙輸送船を民間企業2社に発注。このうち1社がオービタルサイエンス。
日本から技術を購入することで、宇宙船の開発期間やコストを抑える狙いがあると
みられる。
ソース:iza
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