09/10/19 11:57:08
8割が労組をダサいと思わない--。労働問題を研究する民間のシンクタンク「労働運動総合研究所」が
大学生、短大生1200人余りを対象に労働組合に対する意識調査をしたところ、こんな結果が出た。
労組の組織率は2割を切り、長期低落傾向が続くが、一方には働く若年者の2人に1人が
不安定な非正規雇用という現状があり、労組に関する若者の意識に変化が出始めているらしい。
調査は全国8大学で、今年1~2月に大学1~4年生を、4月に新入生を対象に実施、1203人から回答を得た。
労組の認知度は「知っている」が約25%で、「聞いたことはある」(66.9%)、「知らない」(7%)と続いた。
昨年末から派遣労働者の解雇問題がクローズアップされたことから、「報道を通じて知った」とする学生が多かった。
労組のイメージについて「ダサいと思うか」と聞くと、「思わない」(61.3%)、「あまり思わない」(17.2%)が
計78.5%で、「思う」「やや思う」の計2.8%を大きく上回った。組合に加入するかどうかの問いでは、
「ぜひ加入したい」(12.7%)、「必要に迫られたなら加入する」(54.6%)が3分の2を占めた。
半面、35%が「組合は面倒そう」と回答している。
同研究所は「若者の働く環境が悪化する中、『1人では問題は解決できない』との意識があり、
誰かが解雇されても『人ごとではない』と考える人が多いのではないか」と分析している。
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