09/10/17 17:24:15
世界では企業からお金をもらってゲームの試合や大会に出場する“プロゲーマー”と
いう職業があり、特に韓国や中国、アメリカ、ヨーロッパで盛んだそうです。
ゲームをしながらお金をもらえるなんてうらやましい! 日本でも“プロゲーマー”に
なる方法はないのでしょうか? ゲーム雑誌出版のエンターブレインに勤務、日本
eスポーツ協会設立準備委員会のスタッフでもあり、“プロゲーマー”事情に詳しい
小里浩一さんに聞きました。
「うーん、現状では難しいですね。海外ではゲームを“eスポーツ”と呼ぶこともある
ように、本物のスポーツに近い見られ方をしています。しかし日本ではまだまだ
“娯楽・趣味”の域を出ず、ゲーマーの職業化という分野では、日本は世界でも遅れて
いるといわざるをえません」
過去に1度だけですが、日本でも海外のプロゲーマーを雇ってイベントを行った企業が
あったり、海外のプロゲームリーグでの活躍を目指し、海外へ留学している日本人
プレイヤーはいたりするものの、日本で海外のような“プロゲーマー”になるのは
難しそう。うーん、残念。
しかし、あきらめきれずに“プロゲーマー”に関してネットで検索してみたところ、
“デバッガー”(ゲームにプログラム上のミス=バグがないかをチェックする人)や
“ゲーム攻略本編集者”も“プロゲーマー”として紹介されているケースが多いことを
発見。なるほど、仕事でゲームをしている以上、攻略本編集者も “プロゲーマー”と
いえる…? 多くのゲーム攻略本を手がけた、シービーズプロジェクトの成沢大輔さん
に、日本版“プロゲーマー”のなり方を聞きました。
「まず “デバッガー”ですが、デバッグを専門に行う会社があるので、そこに入れば
“デバッガー”になれます。しかしデバッグの仕事というのは、“バグ”を見つける
ために、ゲーム内の壁に一日中ぶつかっていたり、ジャンプし続けたり、あまり撃た
ないような場所で銃を撃ちつづけたりと、普通の“プレイ”とは言いがたいですね。
他に“チューナー”といって、デバッグと合わせて開発中のゲームの難易度などの
チューニングを行う会社もありますが、数は多くありません」
デバッグって大変そうですね…。デバッガーやチューナーは“プロゲーマー”という
よりも開発者の一種といった方がよさそう。では、攻略本編集者はどうでしょう?
「かつてアクションゲーム全盛のころは、ゲームが上手な人にプレイをしてもらい、
攻略法やコツを聞いて記事を作ることもありました。そういう人はゲームをプレイする
だけで収入を得ていたことになりますが、今ではほとんどないですね」
現在、ゲーム攻略法の記事は、ライターや編集者が実際にプレイして記事を制作して
いるのだそう。ゲーム誌や攻略本を作る出版社や編集プロダクションに入社したと
しても、ゲームプレイだけを専門にすることはできないってことか…(ガッカリ)。
“プロゲーマー”になる夢はひとまずあきらめて、アマチュアゲーマーとして
ゲームを楽しむことに専念しますか!
◎ソース
URLリンク(r25.jp)