09/10/16 12:23:40
白紙に戻るのか-。15日締め切られた2010年度予算の概算要求で、
北陸新幹線について県内延伸の予算要求が見送られたのを受け、県内に衝撃が広がった。
前政権下で合意した年内延伸認可の“約束”は…。
政権交代がもたらした現実に驚きの声が上がる一方、予想通りと冷静に受け止める向きもあった。
「国は新規区間を今後検討すると聞いている。可能性を求めて運動を続ける」。
欧州訪問中の西川一誠知事に代わって会見した旭信昭副知事は慎重に言葉を選んだ。
自公政権下の昨年末、政府・与党は金沢(白山総合車両基地)-福井間と敦賀駅部の整備について
「2009年末までに認可するため所要の検討を進める」と合意。
今夏の概算要求でも新規着工の対象として文言で明示され、推進関係者の期待が膨らんだ。
県経済団体連合会の川田達男会長は「政府が約束したことが守られなかったことは大変遺憾」とコメント。
ただ延伸運動関係者からは「合意自体が衆院選を前にした大盤振る舞い」との見方が強く、
「政権が交代すれば実効性がない」とする“本音”も漏れた。
民主党福井地域戦略局事務局長の鈴木宏治県議は「(延伸問題のような)地域の個別課題は
今後の議論で詰めていけばいい」との考えを示した。
敦賀市の河瀬一治市長は「福井以南が凍結されるということも想定していた。敦賀延伸の可能性はまだあるので、
要望活動を続けていく」と語った。
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