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☆新聞記事や特集7割・テレビ番組8割……シニア層の情報源、テレビや新聞が圧倒的
クロスマーケティングは2009年4月13日、シニア層(高齢層)の資産調査の結果を発表した。
それによると調査母体においては、普段利用する情報源としては「テレビ」「新聞」が
圧倒的であることが分かった。雑誌は本そのものよりもカタログやチラシを重要視し、
直接の口コミはあまり使わないという傾向も出ている。
今調査は2009年3月18日から19日の間にインターネット経由で50~64歳の男女に対して行わ
れたもので、有効回答数は1200人。男女比は1対1で、年齢階層比は50~54歳・55~59歳・
60~64歳で均等割り当て。インターネット経由の調査のため、多少なりともデジタル
メディアに精通した層を対象とした調査結果であり、インターネット系の選択肢において
世間全体と比べるとやや有利な値が出る可能性がある。
調査母体となるシニア層に、普段利用している情報源について複数回答で尋ねたところ、
選択肢の中ではもっとも多かったのは「テレビ番組」で80.1%、次いで「新聞記事や特集」
が68.0%だった。インターネット経由の調査にも関わらず、インターネット系の選択肢
ではもっとも多いものでも「インターネット(企業ウェブサイト)」が61.4%に留まっている。
インターネット経由の調査ですらこのような結果なのだから、もし同じ調査を対面式や
書類郵送・返送式で行えば、もっとテレビや新聞に対する傾注度は高いものとなっている
だろう。また、興味深いことに、ラジオや雑誌はほとんど情報源として使われていない
ことや、雑誌は本誌そのものよりカタログやチラシの方が活用されていること、屋外広告
はあまり利用されていないこと、そして「子供や家族の言うことを情報源として用いて
いない人が多い」ことが分かる。
特に「口コミ」の部分の傾向は注目すべきで、親族よりも同年齢であろう友人・知人の言を
情報源として用いるあたり、シニア層独自の思考傾向に大きく反映している・されている
ものと思われる(子供や他の家族の言うことに耳を傾けないシニア層が多いという現状の表れだろう)。
URLリンク(www.garbagenews.com)
女性の方がチラシに敏感、男性シニア層は「家族の声」に耳を傾けない?!
元データでは年齢階層・性別のデータも盛り込まれている。せっかくなのでそれぞれの値を算出
して色々と見ていくことにしよう。まずは男女別のデータを生成し、グラフ化してみたのが次の図。
URLリンク(www.garbagenews.com)
・女性の方がテレビ、屋外広告、そしてチラシやフリーペーパーなどの「無料」情報媒体を多く活用している。
・女性は口コミも多用。
・男性は子供の話を1割、その他の家族の話を2割しか情報源として認知していない。
特に女性がテレビ、そして無料媒体へアンテナを張っている割合が多いのは注目に値すべき内容
といえる。生活を預かる立場の人が多い女性陣としては、生活防衛のためにもチラシなどが必要
不可欠、という具合だ。そして昼時の情報エンタメ番組も欠かせない、ということか。一方で男性
シニア層が女性と比べて家族の話に対し頑なな態度を取る、という傾向もこのデータからは見てとれる。
(抜粋)
URLリンク(www.garbagenews.net)