09/10/03 15:43:42
東芝は29日、火力発電所などから排出される二酸化炭素(CO2)を分離・回収し、
地中に貯留する技術(carbon capture and storage、以下「CCS」)のパイロットプラントが
傘下のシグマパワー有明 三川発電所(福岡県大牟田市)内に完成したと発表した。
本日から1日当たり10トン規模のCO2分離・回収の試験を開始する。
現在、世界の全発電量の約3分の2を火力発電が占め、その過半が石炭を燃料としている。
石炭は天然ガスなどの他の化石燃料と比較して、発電量あたりのCO2排出量が大きいことが問題となっており、
新設する石炭火力発電所のCO2排出量の上限値を規制することなどが検討されている。
それを受けて、CCS技術を適用した火力発電所の計画や、
その併設を前提とした発電プラントの計画が今後加速していくことが予想され、
東芝は2020年度には1000億円規模の売上を目指している。
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