09/09/30 01:10:32 GAeIjV7P
殆どの医師は好きで開業してきたわけではないことを知って欲しい。
40歳とか50歳ぐらいになると、院長になれる見込みのある医師を除いて、殆どの医師は院長室に呼び出されて肩叩きに遭う。
業務量に比べ、少なすぎる常勤枠(「ポスト」と呼んでいる)を若い医師に譲るためだ。
「でも大病院に行くといっぱいお医者さんがいる」と反論したくなるであろう。
彼らの大半は非常勤。即ち、日雇い扱い。退職金も年金もなく、これでは家族を養うことも老後の蓄えも訴訟リスクへの備えも出来ない。
結局、開業に追い込まれる。
本来なら、業務量に見合う常勤枠(定員)を用意しなくてはいけないのに、金を出したくない病院が常勤枠を拡大しなかった。
そのため、病院経営者が「うちは小児科を2人は雇いますが、3人は要りません。でも、24時間365日、救急をやってください」と来る。
そんな労働では、到底、定年まで持つわけはなく、これまた結局、やりたくもない開業に追い込まれる。