09/09/24 13:11:52
地域に隠れた資源を生かした新商品や新ビジネスのアイデアを発掘する目的で、
今年7月から県内の各商工会議所に配置された調査員による第1弾のアイデアとして、
「チューブ入りみそ」と、みそを使った「汁かけごはんの素(もと)」の2つが
公表された。各調査員によるアイデアは今後も順次、県のホームページなどで
公開され、事業化に興味を持つ事業所などを募る。
調査員は、国のふるさと雇用再生特別基金事業を活用した取り組みとして、
県内7つの商工会議所に1人ずつ配置された。各調査員は地域の産業資源を生かした
新ビジネスなどを考案し、希望する企業が事業化することによって地域雇用の
創出につなげる狙いもある。
第1弾となる2つのアイデアを出したのは山形商工会議所。「チューブ入りみそ」は、
みそ汁を作る際に必要な分だけを絞り出すことで、使い勝手を向上させているのが
特徴。核家族化で1回で使うみその量が減っており、チューブのふたにより保存性を
高める効果も期待できるという。県内には多くのみそ醸造所があり、特色を生かした
商品を生み出すことで、大手メーカーにも対抗できる山形みそのブランド化へつなげる。
「汁かけごはんの素」もみそを原料とする。卵かけごはんやお茶漬けなどに対抗する
商品で、基本コンセプトは、みそ汁かけごはん。みそ特有の栄養価の高さをアピール
しながら、漬物などをトッピングとして合わせて食感などを工夫する。みそは粉末状や
チューブ入りを想定している。
アイデアを考案した調査員は、液状にしたみそが全国的にヒットしている例を挙げな
がら、「身近な地域資源も視点を変えれば、新規市場の開拓につながる」と話している。
公開されたアイデアについては、参画企業を募って具体的な計画を詰め、県や商工
会議所がさまざまな支援制度を紹介しながらサポートしていく。
◎山形県--地域産業資源活用促進事業の提案事業
URLリンク(www.pref.yamagata.jp)
◎ソース
URLリンク(yamagata-np.jp)