【鉄道/話題】明治に『幻の新幹線』…東京-大阪間を結び三重県を通る民間案、「鉄道国有法」が阻む[09/09/19]at BIZPLUS
【鉄道/話題】明治に『幻の新幹線』…東京-大阪間を結び三重県を通る民間案、「鉄道国有法」が阻む[09/09/19] - 暇つぶし2ch1:かくしおまコンφ ★
09/09/20 23:39:20
★明治に『幻の新幹線』 民間案、国有法が阻む

 東海道新幹線が開通する半世紀以上も前に東京-大阪間を私鉄の高速電車で結ぶ壮大な計画があった-。
一般に知られていないこの“明治の新幹線”構想が東京・上野の国立科学博物館の「日本を明るくした男たち」展で
紹介されている。実現はしなかったが、路線図から明治の産業人の気概が伝わってくる。 (社会部・井上幸一)

 ルートは現在の東海道新幹線より山側に線路を敷き、名古屋-大阪間は主に三重県を通る全長約五百キロ。
当時、蒸気機関車で十時間以上かかった東京-大阪間を六時間程度で結ぶ計画だ。

 電気機関車一両に客車五、六両をつなぐか、機関車二両に倍の客車を連結させ、平均時速約八十キロで
東京・品川を始発に大阪・野田まで六駅を結ぶ。

 夢の高速鉄道「日本電気鉄道」計画を立案したのは、実業家の藤岡市助(一八五七~一九一八年)ら。
一九〇七(明治四十)年、国に認可を求め、著名財界人が発起人となり、資本金を集める話が持ち上がった。
同博物館の前島正裕研究主幹は「山を電車が越えられるか、こう配が計算され、発電所の場所が検討されるなど
計画はかなり詳細で、単なるアイデアではなかった」と強調する。

 工部省工部大学校を卒業し、電球製造会社を興した藤岡は、明治期の日本に電気を導入した。
電気鉄道にも着目し、一八九〇年に東京・上野公園の博覧会で日本で初めて電車を走らせた。
「起業家精神にあふれた人物」と前島さん。

 しかし、幹線鉄道はすべて国有にするとした「鉄道国有法」によって、“明治の新幹線”の大計画は拒まれた。
藤岡の死後も産業人たちが計画の申請を続けたが、いづれも却下。前島さんは「当時は蒸気鉄道が主で、
電車は馬車鉄道の代替程度に考えられており、街中か支線を走るものという認識だったのでは」と時代背景を説明する。

 同展は十一月二十九日まで。休館は月曜(祝日の場合は火曜、二十一~二十三日は開館)。

ソース:東京新聞 2009年9月19日 夕刊 ※問い合わせ先(電話番号)に関する記述は省略しました。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
「日本電気鉄道」の路線図。地形のこう配が詳細に記され、「松田」(神奈川県)亀山(三重県)など、現在の新幹線にはない駅名もある
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)


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