09/09/10 15:53:18
★サムスン:液晶テレビの米販売禁止に直面も-ITC判断で(Update1)
韓国サムスン電子の製品が特許を侵害しているとして米国への輸入差し止めを求めて
シャープが米国際貿易委員会(ITC)に提訴していた問題で、ITCは9日、サムスンの
特許侵害を認定した行政判事の仮決定を支持した。
ITCはまた、両社に対して輸入差し止めの是非についての見解を提出するよう命じた。
サムスン電子は、液晶テレビや液晶モニターの米国での販売禁止に追い込まれる
可能性がある。
ITCは最終決定を11月9日までに下す予定。ITCが輸入差し止めを決めても、オバマ
大統領が公共の利益に反すると判断することにより、覆される可能性もある。
サムスンとシャープは2年以上にわたって日米で両社の特許技術をめぐり争っている。
ITCは6月にも、シャープの液晶テレビと液晶モニターがサムスンの特許を一部
侵害したとして、輸入・販売を差し止める決定を下した。シャープは決定を不服として
控訴中。
ITCはすでにシャープのほかにも、米ビジオのテレビの対米輸入差し止めの決定も
下しており、これにサムスンのテレビも加われば、差し止め対象は米液晶テレビ市場
全体の45%に達することになる。ビジオの生産拠点は台湾。同社も決定を不服として
控訴している。
サムスンの広報担当クリス・グッドハート氏は、同社はコメントしないと述べた。
-- Editors: Glenn Holdcraft, Michael Hytha.
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更新日時 : 2009/09/10 12:03 JST
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