09/09/10 11:52:14
★新幹線工事認可 糸口は?金沢延伸分 新潟県が同意保留
北陸新幹線の沿線5県の担当部長会議が10日、東京都内で開かれる。2014年度末までに長
野から金沢までの延伸を目指す追加工事について、国土交通省が石川、富山、新潟、
長野の4県を対象に8月に行った意見聴取で、新潟県が回答を保留。工事を認可できない
状態が続いており、福井県も含めて話し合うことにした。同新幹線建設促進同盟会の
会長・富山県は「各県の思いや願いを伝え合い、解決の糸口が見つかれば」と議論の
進展に期待している。
国交省は4日、新潟県に対し、早期の回答を求める要望書を出した。だが、新潟県は
「建設費が見込みより増えたことへの明確な説明がない」として同意せず、JR東日本などは
「同意を得て9月中に作業に着手できない場合、期限までの完成を保証できない」との
見解を示している。石川、富山、長野の3県は8月14日に「異存なし」と国交省に回答したという。
この問題について谷本知事は9日、「北陸新幹線が日本海側にとり、首都圏との交流を
拡大する最大インフラということで、新潟県も考えに変わりはないはず」と語り、部長会議に
期待を寄せた。
また、「新幹線は無駄な公共事業の範疇(はんちゅう)には入らないと思う」とも述べ、「5年後の
新幹線金沢開業は既定事実。政権がどうであれ、国と地方との約束だ」と、民主党中心の
新政権に改めて注文した。
(2009年9月10日 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)