09/09/09 09:26:31
南太平洋の人口約18万人の島国サモアで7日、自動車の通行がこれまでの右側から左側へと変更された。
左側通行を採用する近隣のオーストラリアやニュージーランドから日本車などを安く輸入することができ、
国民の利益にかなうと政府は説明している。
元ドイツ保護領で右側通行を採用してきたサモアは、米国や欧州から車を輸入してきた。
7日早朝、ツイラエパ首相がラジオを通じ、左側通行への変更を宣言。
首都アピアでは大勢の見物人が集まり、警察官の交通整理の下、車が車線を移した。
政府は事故を避けるため、7日から2日間を休日にしたほか、酒類販売を3日間禁じた。
政府は昨年7月に変更方針を発表。変更をめぐっては、安全上の問題があるとして、国民の間で反対運動が起きたが、
初日は大きな混乱はなかった。ただバス会社は乗降口を反対側に変える予算がないとして反対を続け、
ストライキを警告している。
オーストラリアなどに出稼ぎに出ているサモア人が、安い中古車を本国の親類に送ることが可能となり、
米国から輸入するより安く済むとみられている。
URLリンク(www.shizushin.com)