09/09/08 10:34:33
低価格イタリア料理レストランなどのサイゼリヤ(コード7581)が堅調だ。
7日終値は前週末と同じ1584円だったが、4日の取引時間中に年初来高値の1633円をつけ上昇基調にある。
景気低迷で消費者の節約志向が強まる中、「低価格で外食を楽しめる」とのイメージが定着し、
「既存店売り上げが従来予想以上に堅調に推移している」(野村証券金融経済研究所)ことから、買いが膨らんでいる。
今年6月、「サイゼリヤ」の店舗で全メニューを注文しても3万~4万円とテレビ番組で紹介され、集客が増加。
6月の既存店店売上高は前年同月比12.3%の増収、7月も0.1%増となった。
“一過性”の好材料に加え、食材の開発や生産、各店舗への流通ルートなどを工夫しコストを下げる
「生産物流プロジェクト」の取り組みなど、「高品質・低価格」を志向していることも強み。
市場では「今後もプロジェクトの効果で粗利益率の改善基調が続く」(同)と見る向きが多い。
また、中国への出店や、ハンバーガー、パスタなどのファストフード参入など
「中期的には海外展開や新規事業など、新しい成長軸を確立することが期待される」(同)と
業績の向上が見込まれ、市場の好感を誘っている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)