【エネルギー】沖縄県産藻、バイオ燃料で有望 筑波大が研究[09/09/07]at BIZPLUS
【エネルギー】沖縄県産藻、バイオ燃料で有望 筑波大が研究[09/09/07] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
09/09/07 14:59:02
油を生産する微細藻類で緑藻の一種「ボトリオコッカス」からバイオ燃料の抽出実験を進めている
渡邉信筑波大学教授らの共同開発グループが、県内から採取したボトリオコッカスの「沖縄株」を
有望視し、研究・開発を進めている。油の抽出量、増殖率とも沖縄株が「優れている」との結果を
これまでの実験結果から得た。温度が15度以下になると死滅する危険があることから、
培養地について渡邉教授は「亜熱帯地域の沖縄にセンターを造ってはどうかと大学にも言った」
と話している。

微細藻類は湖や沼に生息する。光合成で二酸化炭素(CO2)を取り込み、油を生産。
しかも硫黄、窒素などを含まない純度の高い炭化水素のバイオ燃料のため、環境効率も高いと
注目されている。渡邉教授らはフランス、タイなど海外や県内のダムなどから144種を採取し、
油の生産量、増殖率を探ってきた。
細胞の直径は0・01~0・02ミリ。沖縄株は乾燥重量にして約45%の油を作り、増殖率も
高いことから、バランス面で有望と判明した。県内での具体的な採取場所は公表を控えている。

微細藻類の1ヘクタール当たりの油生産量は年47~140トンに上る。トウモロコシの0・2トン、
ヒマワリの1トン、アブラヤシの6トンに対し、けた違いの産油量を示す。ただ、実用化に向けては
大規模な土地や設備が必要となるなど、生産コストに課題があった。渡邉教授は油生産効率を
一けた向上させてコスト圧縮を図りたい考えで、量産システム設計に取り組んでいる。

屋内実験で一定の成果を収めており、今後、本格的に屋外実験に着手する。
実用化のめどは2025年だが、世界的な開発競争が熱を帯び、米国が22年を目標年にしている
ことから、渡邉教授は前倒しの実用化を目指している。

◆沖縄に「油田」の可能性 微細藻類バイオ燃料
食糧事情に影響せず、二酸化炭素(CO2)を取り込み、油を生産するという微細藻類の仕組みに
世界が注目しており、国内では沖縄産の「ボトリオコッカス」がにわかに脚光を浴びている。
培養地としても適地とされ、県内の微細藻類と亜熱帯気候が「油田」を生み出す可能性を秘めている。
ただ、広大な土地が求められるなど課題もある。

渡邉教授は、微細藻類「ボトリオコッカス」の1ヘクタール当たり年間生産量を、今のところ
100トンと見積もっている。ただ、この水準では生産コストと市場流通価格面で採算がとれず、
生産効率を「ひとけた上げ、10倍の1千トンにする」方向で技術開発を進めている。実現すれば
「市場で十分競える」と話す。これを目安に、例えば返還予定の米軍普天間飛行場の面積で
培養した場合、単純計算で年48万トンの油が生産されることになる。これは県内の石油年間使用量
(約220万トン)の20%強に当たる。

渡邉教授は「海辺を開発したり、森林伐採したりしてまで開発するなら難しいが、(温暖な)沖縄でなら
陸地を上手に使えばコストが低い」と、培養温度の調整にほとんど手間がかからない分、有利と指摘する。
渡邉教授は、全国の耕作放棄地約30万ヘクタールを藻類バイオ燃料生産に使った場合、
「将来、日本が燃料輸出国になることも可能」と話している。

ソースは
URLリンク(ryukyushimpo.jp)
依頼を受けてたてました。


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