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★再配置先は16カ所に 富士通ML岩手工場
富士通の半導体子会社・富士通マイクロエレクトロニクス(FML)の半導体製造体制再編計画で、
同社岩手工場(金ケ崎町、正社員約1700人)は約1130人が再配置対象となり、再配置先は
16カ所になることが1日、分かった。再配置は県内2カ所で計約300人規模、大多数は県外の
グループ関連会社になる見通し。
同社によると、同工場に残るのは約600人(うち製造部門約450人)。再配置対象の1130人のうち、
約6割は正社員、約4割は60歳定年までの契約社員などになるという。
再配置先の業務は製造部門のほか、開発、営業、管理など。再配置先は県内が奥州市に新設する
介護事業所など2カ所のほか、県外は京浜や東北など。
同工場は共働きや地元に住居を構え、通勤している社員が多く、再配置に応じられない場合は退職を
選択せざるを得ない。同社は希望退職は募らず、やむを得ず退職する場合は退職金を加算し、
再就職支援会社を通じてあっせんするという。
富士通MLは1月30日、高密度集積回路(LSI)製造体制を再編する緊急施策を発表。
岩手工場は二つの製造ラインのうち、1本を2010年3月末までに同社会津若松工場(福島県)に
集約し、社員は富士通グループに再配置する。
同工場では緊急施策発表後、会社側が社員と個別面談し、社員の意向を確認しながら
再配置先を検討しており、同社は「9月下旬にも全体を取りまとめ、11月から段階的に再配置を
進めていくことになる」としている。
ソース:岩手日報 (2009.9.2)
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