09/09/01 12:11:19 wOTPOooj
経済や政治は単純じゃない。一見納得いかなくても、あらゆる利害調整の結果がそれだ。
いろいろな検討の結果、あるべくしてそうなっている。
家具が詰まった部屋の模様替えと同じ。変えようとすると、あちこち干渉して行き詰まる。
政治屋自身には、元から大したことはできはしない。
出自は誰も門外漢。時間も専門知識も足りない。
政界の空気を知っている、という意味では、世襲議員のほうがまだマシなぐらいだ。
その穴を埋めているのが、政策のプロである官僚。
今までの諸政策にしても、官僚主導の政策を自民党が追認しただけだ。
自民党はその一党独裁ゆえ、かつての理念を忘れて腐敗し、敗れるべくして敗れた。
既存議員では自民党を変えることはできないし、このまま衰退していくだろう。
しかし、その暴挙を諌め、後釜になれるだけのまともな政党は、日本には
ついぞ育たなかった。
結果、国家維持の理念すらブレている、寄せ集めの政党が政権についてしまった。
政治の場にはもっともあるべからざる方法……「消去法」で。
その寄せ集め政党……民主党に、果たして何ができるか。
内に思想の隔たりを抱えた彼らには、おそらく何もできない。
理念の部分で内紛し、それがさらに実務の足を引っ張る。
最後には官僚に泣きついて、言いなりになるのが関の山だ。
ただ権力だけはあるから、してはいけない無理強いをやりかねないのが怖い。
ベッドを部屋のど真ん中に置いて、住みにくくする。
本棚と衣類ケースの間に、無理矢理机を押し込んで壁をぶち抜く。
窮屈だと言って天井に穴を空け、雨漏りしてから気づく……
特定の党に与せず、客観的な視点を持っている人なら、俺の主張がわかるはずだ。
この国には、国を支えられる「政党」など存在しない。
ただ一縷の望みは、民主党が右派・左派に分裂すること。
お互いが切磋琢磨するライバル政党になることができれば、あるいは……