09/08/28 15:35:05
厚生労働省が28日発表した雇用調整助成金の7月集計結果によると、
雇用維持のために企業に支給する雇用調整助成金の7月の支給決定額は、
755億9244万円となり、前年同月の4458万から1695倍に
拡大した。
同月の支給対象者も255万人と前年同月の4万人強から1300倍強に
拡大し、不況の長期化で企業が雇用維持に苦慮している事情が改めて
浮かびあがった。
助成金は生産を縮小するなどした企業が、休業や教育訓練を実施した場合に
賃金や費用を補助する制度で、企業が納付する雇用保険料を財源としている。
支給額は昨年までは毎月1億円未満で推移していたが、リーマン・ショックの
影響が雇用を直撃し、今年2月から拡大の一途をたどっている。
雇用情勢について厚労省の森山寛職業安定局長は「今後も引き続き厳しい」
と話しており、助成金の支給拡大は今後も続きそうだ。
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